悪代官の伏魔殿新館ブログ

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点検商法アプリの沈静化手順

今日はネット上の質問掲示板で毎日のように出ている「点検商法アプリ」の沈静化手順を案内します。

なんとかFixer」とか「○○Cleaner」とか「××リペア」といった、PC内の異常を警告してはそれを修復できると謳って有償アプリのインストール、購入を勧めてくる実質迷惑系アプリに悩む方は多いでしょうが、一度入れてしまうとアンインストールは簡単にではできない(させない)ものが多いのも厄介です。

正しい削除の手順自体製品によっても異なってきますが、まずは止めても止めても復活してくる偽警告画面を沈静化する手順を示します。

以下の説明を読んでから順番に作業してください。

コントロールパネルの「管理ツール」から「タスクスケジューラ」(以下、タスケと呼称)画面を開いてください。
この画面はスタートメニューの「アクセサリ」→「システムツール」からも呼び出せます。

タスケ画面を開いたら次に画面左の「タスクスケジューラライブラリ」フォルダを一度クリックすると中央画面にそのリストが表示されます。

このタスケ機能はWindows標準の機能ですが、これを悪用するプログラムが激増し、点検商法アプリでもその多くがタスケに食い込んで偽警告画面を表示してはユーザーの不安を煽って製品購入を迫ってきます。

なのでこのタスケを無効化することで迷惑系アプリも沈静化可能になります。

タスケ画面を表示したら画面中央のリストで「有効」「準備完了」になっているエントリをひとつずつ選択して右クリックから「無効」にします。
これでそのエントリは無効状態になります。
この時に「削除」しないように注意しましょう。
正常なエントリを間違って削除してしまうとPC自体の正常な動作に支障きたします。

順番に全部のエントリを無効化したら一度PC再起動です。

再起動後に迷惑アプリの偽警告画面が沈静化したら応急処置成功です。

偽警告が沈静化すれば気分的にも落ち着いて、そのあとの完全処置するための方法も見つけやすくなるでしょう。

【注意!】
上記作業を行う際は各自の責任において判断実行してください。
全ての事例に上記作業が当てはまる保証はありません。
また誤った手順、状況で作業すると事態悪化にもつながります。

無効化しただけなら各エントリを有効、準備完了状態に戻してPC再起動すれば作業前の状態に戻ります。
上記作業実行後に起きたトラブルについては筆者はその責任を負いません