QuickPDFMerger削除できない方へ
昨年あたりからネット上でトラブル相談激増しているブラウザ拡張「QuickPDFMerger」の削除に困っている方が多いようなので、検証して分かった結果からその削除手順を記します。
というのも今のところ日本語のサイトではこれの詳しい説明も対処法も記述されているサイト様が見当たらないので、拙いながら自分のところでよければ参考にしてください。
問題のモノが不要だが削除できないという方は以下の説明を読んでから、その手順に沿って順番に作業を進めてください。
途中で探しても見つからないorうまくできないところはスルーで。
ただしユーザー自身が必要として入れて使う場合は削除せず残すのもご自由です。
1)
ブラウザ拡張として入り込むモノなのでこれ自体はコントロールパネルの「プログラムと機能」欄には表示されません。
ただ、他の行儀悪いアプリのバンドルとして仕込まれた場合はそのアプリも削除する必要があります。
「Intenet Speed ****」
「Maps Gal***」
等の名前のアプリが入っていないか探して、ユーザー自身が入れた覚えもないのに入っていたのを見つけたらそれの素性を調べてから、不要と判断したら削除してください。
他にも不審で素性不明なアプリが見つかればその確認後に対処を図ってください。
2)
不審アプリの確認処置ができたら次にブラウザ拡張の確認です。
異常が出ているブラウザがChromeの場合はChrome起動してアドレスバーに下記をコピペで貼り付けて移動。
chrome://extensions/
その画面ではChromeに入れた拡張のリストが表示されます。
そこで「QuickPDFMerger」が見つかればそのバーをスライドさせて「無効」にします。
無効化したら続けてその拡張を「削除」です。
この直後に削除の理由を訊ねてくるアンケート画面が出ますが気にせず閉じてかまわないでしょう。
なお異常ブラウザがFirefoxの場合は同じ要領でアドレスバーに下記を貼り付けて
about:addons
Chromeと同じ手順で拡張の無効化と削除できます。
3)
拡張の削除ができたらその時点で異常は出なくなるはずですが、拡張を入れた時点でブラウザのフォルダに大量のファイルが作成されるので、ゴミ掃除しておくのがいいでしょう。
各社のセキュリティソフトでQuickPDFMergerを検出対象にしている製品は本日時点ではほとんどありません。
日本語で使用可能な製品では唯一Malwarebytes Anti-Malware(MBAM)が対応していますが、同社のAdwCleanerはまだ未対応です。
QuickPDFMergerを入れた状態でMBAMを使ってフルスキャンすればおそらく大量のエントリが検出されるはずですが、Chromeの場合はほとんどは下記フォルダが対象です。
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Chromium\User Data\Default\Extensions\ngamdaobhhgfhjakfmgggafaochpccmc
ちなみにMBAMで上記拡張の検出名は「PUP.Optional.MindSpark.Generic」のはずです。
先の手順で拡張を削除した直後に上記フォルダを手動目視で確認、削除しておけばMBAMでスキャンしてもゴミは見つからないはずです。
MBAMについてはウチよりも親切でわかりやすい説明を示してくれているサイト様がいくつもあるのでそちらを参考にしてください(←待てコラ