悪代官の伏魔殿新館ブログ

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Mindsparkのトラブル報告が増えてます

しばらく前から「Mindspark」なる素性不明なモノのトラブル相談を各所で見るようになりました。

このMindspark自体は自分もかなり前から某所でも直接見ていましたが、今年になってからネット上のあちこちで噴出しています。

自分もまだ詳しい主因や経緯は特定できてないのですが、いくつかの解析と状況から見て、PCとスマホの接続用アプリが絡んでいる疑いが出てきました。

実際、自分が相談を受けて解析した事例のいくつかではPC&スマホ用の接続アプリでは他にも挙動が妙なモノがあります。

Mindsparkの場合はブラウザの拡張としてPCに入りこむようですが、ブラウザ設定でその拡張を無効化してもタスクマネージャーから見ると「Mindspark.exe」が動いているのが見つかりました。
なのでブラウザ上から該当拡張を「無効」に設定しただけでは動きを止められません。

プロセスとして「生きて動いている」となると、Windowsのスタートアップに登録されている可能性もありますから、そちらも確認して見つかれば無効化する必要が出てきます。

とりあえずMindsparkらしいモノが入った疑いがあるときは以下の手順で確認しましょう。

1)
ブラウザ拡張設定でMindsparkを無効化する。
インターネットオプションなら「アドオンの管理」→「ツールバー拡張機能」欄にMindsparkが見つかればそれを選択して「無効」にする

2)
タスクマネージャーを起動して(やり方↓)
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/030cputime/cputime.html
プロセスに下記が見つかれば、それを終了にする。
Mindspark.exe

3)
Windowsのスタートアップをmsconfigから確認して(Win7の場合は↓)
https://pc-karuma.net/windows7-startup-enable-disale/

そこにもMindsparkか、それに該当するエントリが見つかれば「無効」にしてから、メッセージに従ってPC再起動

これでPC再起動後はMindspark沈静化できる可能性が出てきます。
沈静化できたらそこから原因を解析しながら処置していくことになりますが、今のところは自分も主因となるアプリや経緯の特定できていないため、確実な対処法も案内しかねます。

現時点ではMindsparkを検出処置可能なセキュリティソフトもMalwarebytes等、ごく一部だけのため、セキュリティソフトでの自動処置も期待できません。
ユーザー自身がある程度手間を承知で、有識者に相談してその指示のもとでひとつずつ作業していく必要がありますから、焦って誤った作業に手を出してこじらせないように注意してください