ブラウザ異常を力技で強制削除する方法
現在ネット上で特定のブラウザの拡張に隠れる形の、悪意のプログラムが出回っています。
それらは普通にコントロールパネルからのアンインストールでは削除できず、またブラウザ設定画面から対象の拡張を削除しても削除できないことが多いものです。
今回はそれらの拡張をブラウザごと
【力技で強制的に削除する手順】
を記述します。
普通にブラウザをアンインストールしても、その残存データはブラウザを再インストールした後でも引き続き残るので同じ異常も続くことになるからです。
以下の説明を全部熟読後、その手順に従って慎重に進めてください。
『準備』
最初に隠しファイルと拡張子を表示設定にしてください(やり方↓)
http://pasofaq.jp/windows/mycomputer/hiddenfile.htm
http://support.microsoft.com/kb/978449/ja
下記のツールをダウンロードして、基本の使い方を把握しておいてください。
ただし、配布サイトで他のアプリをダウンロードしろと勧めてくるような広告も出てきたらそれらは絶対にクリックしないでください。
「GeekUninstaller」(通称:GU)
説明ページ↓
http://www.gigafree.net/system/install/geekuninstaller.html
ダウンロード↓
http://www.geekuninstaller.com/download
「download free」をクリック、保存後、解凍してください。
片付ける時はフォルダごと手動で削除してください。
ここで重要な注意です。
GUは本来は高い性能を持つツールですが、間違った使い方すると
【Windowsにダメージを与えてしまうおそれもある】
ので、説明をしっかり読んで、自分が指示した以外の操作はしないでください。
準備できたら作業開始です。
なお、このあとの作業で探しても見つからないものはスルーして進めていいですが、指示した対象以外の物は絶対にいじらないようによく見て作業してください。
『ブラウザがFirefoxの場合』
まずブラウザがFirefox(以下FFと呼称)の場合の削除手順です。
FFのブックマークで、必要なものがあったらブクマを事前にエクスポート(バックアップ)しておいてください。
バックアップができたor必要ない場合は次の作業開始です。
PCをセーフモードで起動してください(やり方↓)
http://www.pc-master.jp/sousa/s-safemode.html
Win8の場合は以下を参考に。
http://freesoft.tvbok.com/win8/tips-and-tools/safemode.html
セーフモードでGUを使って、FFをアンインストールしてください。
この場合、GU上から普通にアンインストールするよりも「エントリの削除」で強制削除してもいいです。
この強制削除は普通にアンインストールできないアプリを削除するときに有効な機能です。
削除ができたらPCを通常モードで再起動してください。
再起動後にスタートメニューの「アクセサリ」→「システムツール」から「ディスククリーンアップ」を起動してください。
起動したら対象ドライブでCドライブを選択してスキャンして、表示された中の「ダウンロードされたプログラムファイル」「インターネット一時ファイル」「一時ファイル」の項目だけチェックを入れてから「OK」「ファイルの削除」を押してください。
これを実行すると選択した部分のゴミファイルが掃除されます。
続いて手動目視でマイコンピュータのCドライブを開いて、そこで以下のフォルダを探して、見つかったらそれを削除してください。
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Mozilla\Firefox
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox
C:\ProgramData\Mozilla
探しても見つからないものはスルーしていいです。
なお、ここでは64bit版Windowsでの案内しているので、32bit版Windowsの場合は
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox
ではなく
C:\Program Files \Mozilla Firefox
フォルダを探してください。
ここまでできたら今度はMozillaの公式サイトから、FFの最新版をダウンロードと再インストールしてください。
再インストール後にまたFFを起動して、それでしばらく様子見後に、入れなおし以前に起きていた異常が消えていれば応急処置成功です。
『ブラウザがChromeの場合』
続いてブラウザがChromeの場合の手順です。
基本的には進め方はFFのそれと同じですが、一部違う部分があるので以下の説明を熟読してから慎重に作業してください。
まずChromeでもブックマークが必要ならバックアップしてください。
次のセーフモードでGUを使って、Chromeを削除してください。
削除後に通常モードでPC再起動後、ディスククリーンアップです。
続いてCドライブを開いて下記のフォルダを探して、見つかれば削除、見つからないときはスルーです。
C:\Program Files (x86)\Google
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Google
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\LocalLow\Google
ここでもOSが32bitの場合はFFの場合と同じ形で探してください。
これができたらGoogle公式サイトから最新版のChromeを再インストール後に動作確認後、異常が見えなくなっていれば応急処置成功です。
『ブラウザがOperaの場合』
今度はOperaでの対処法です。
前述の他ブラウザと同じ要領でセーフモードでGUを使ってOperaをアンインストールとディスククリーンアップしたあと、また下記のフォルダを探して、見つかれば削除です。
C:\Program Files (x86)\Opera
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Opera Software
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Opera Software
このあとにOperaを公式サイトから入れなおしして、異常が消えていれば応急処置成功です。
『ブラウザがInternetExplorer(IE)の場合』
今度はIEで異常が出ている場合の対処法ですが、IEはWindowsを構成するコアプログラムのひとつのため、簡単に削除はできませんしするべきでもありません。
なのでここではIE設定を初期化することで修正する操作を案内します。
インターネットオプションを開いて「詳細設定」タブを開いてください。
するとそこに「リセット」のボタンがありますから、それを押すとIEの拡張類の設定が初期化されます。
初期化したら一度IEを終了後に再度IEを起動してその動作を様子見後、異常が沈静化すれば応急処置成功です
各ブラウザでの力技対処は上記になります。
【総括】
ここで案内したのはあくまで【応急処置】だけです。
上記作業で異常が見えなくなっても実際はPC内にまだ問題点が残っているので、完全な削除を望むなら手間を覚悟でそれらを慎重に探して、腰を据えて修復していく必要があります。
また、上記手順が効かない事例も当然多数あり、その場合は更に手間も増えます。
ですが安全な範囲での沈静化だけなら、上記の作業で力技でブラウザの完全削除後に入れなおしするのが無難ということです。
【作業は完全に自己責任で!!】
上記作業は実行にあたっては事前に必要なデータは全部バックアップしてから、完全に自己責任でお願いします。
作業のうえでトラブルに陥っても筆者は一切責任を負いませんし、また上記作業でも完全には通用しない事例も存在します。
なにより悪意のプログラムはそれを見つけて削除される動きを察知すると、それを妨害及び証拠隠滅する目的でWindows正規のシステムやファイルを巻き添えにする形で【自爆】的挙動を起こすこともあります。
正規のシステムを道連れにする形でWindowsを正常動作不能にすることで、そのPCをリカバリ不可避に追い込み、侵入したマルウェアの痕跡やその対処法も消し去るのが狙いです。
そこまで悪質危険なマルウェアはめったに見つかりませんが、いざそれにやられたときは安全な対処法はリカバリ一択しかないことを理解してください。
このノートは2015年11月のデータを参考に作成しました。
それらは普通にコントロールパネルからのアンインストールでは削除できず、またブラウザ設定画面から対象の拡張を削除しても削除できないことが多いものです。
今回はそれらの拡張をブラウザごと
【力技で強制的に削除する手順】
を記述します。
普通にブラウザをアンインストールしても、その残存データはブラウザを再インストールした後でも引き続き残るので同じ異常も続くことになるからです。
以下の説明を全部熟読後、その手順に従って慎重に進めてください。
『準備』
最初に隠しファイルと拡張子を表示設定にしてください(やり方↓)
http://pasofaq.jp/windows/mycomputer/hiddenfile.htm
http://support.microsoft.com/kb/978449/ja
下記のツールをダウンロードして、基本の使い方を把握しておいてください。
ただし、配布サイトで他のアプリをダウンロードしろと勧めてくるような広告も出てきたらそれらは絶対にクリックしないでください。
「GeekUninstaller」(通称:GU)
説明ページ↓
http://www.gigafree.net/system/install/geekuninstaller.html
ダウンロード↓
http://www.geekuninstaller.com/download
「download free」をクリック、保存後、解凍してください。
片付ける時はフォルダごと手動で削除してください。
ここで重要な注意です。
GUは本来は高い性能を持つツールですが、間違った使い方すると
【Windowsにダメージを与えてしまうおそれもある】
ので、説明をしっかり読んで、自分が指示した以外の操作はしないでください。
準備できたら作業開始です。
なお、このあとの作業で探しても見つからないものはスルーして進めていいですが、指示した対象以外の物は絶対にいじらないようによく見て作業してください。
『ブラウザがFirefoxの場合』
まずブラウザがFirefox(以下FFと呼称)の場合の削除手順です。
FFのブックマークで、必要なものがあったらブクマを事前にエクスポート(バックアップ)しておいてください。
バックアップができたor必要ない場合は次の作業開始です。
PCをセーフモードで起動してください(やり方↓)
http://www.pc-master.jp/sousa/s-safemode.html
Win8の場合は以下を参考に。
http://freesoft.tvbok.com/win8/tips-and-tools/safemode.html
セーフモードでGUを使って、FFをアンインストールしてください。
この場合、GU上から普通にアンインストールするよりも「エントリの削除」で強制削除してもいいです。
この強制削除は普通にアンインストールできないアプリを削除するときに有効な機能です。
削除ができたらPCを通常モードで再起動してください。
再起動後にスタートメニューの「アクセサリ」→「システムツール」から「ディスククリーンアップ」を起動してください。
起動したら対象ドライブでCドライブを選択してスキャンして、表示された中の「ダウンロードされたプログラムファイル」「インターネット一時ファイル」「一時ファイル」の項目だけチェックを入れてから「OK」「ファイルの削除」を押してください。
これを実行すると選択した部分のゴミファイルが掃除されます。
続いて手動目視でマイコンピュータのCドライブを開いて、そこで以下のフォルダを探して、見つかったらそれを削除してください。
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Mozilla\Firefox
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox
C:\ProgramData\Mozilla
探しても見つからないものはスルーしていいです。
なお、ここでは64bit版Windowsでの案内しているので、32bit版Windowsの場合は
C:\Program Files (x86)\Mozilla Firefox
ではなく
C:\Program Files \Mozilla Firefox
フォルダを探してください。
ここまでできたら今度はMozillaの公式サイトから、FFの最新版をダウンロードと再インストールしてください。
再インストール後にまたFFを起動して、それでしばらく様子見後に、入れなおし以前に起きていた異常が消えていれば応急処置成功です。
『ブラウザがChromeの場合』
続いてブラウザがChromeの場合の手順です。
基本的には進め方はFFのそれと同じですが、一部違う部分があるので以下の説明を熟読してから慎重に作業してください。
まずChromeでもブックマークが必要ならバックアップしてください。
次のセーフモードでGUを使って、Chromeを削除してください。
削除後に通常モードでPC再起動後、ディスククリーンアップです。
続いてCドライブを開いて下記のフォルダを探して、見つかれば削除、見つからないときはスルーです。
C:\Program Files (x86)\Google
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Google
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\LocalLow\Google
ここでもOSが32bitの場合はFFの場合と同じ形で探してください。
これができたらGoogle公式サイトから最新版のChromeを再インストール後に動作確認後、異常が見えなくなっていれば応急処置成功です。
『ブラウザがOperaの場合』
今度はOperaでの対処法です。
前述の他ブラウザと同じ要領でセーフモードでGUを使ってOperaをアンインストールとディスククリーンアップしたあと、また下記のフォルダを探して、見つかれば削除です。
C:\Program Files (x86)\Opera
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Local\Opera Software
C:\Users\【ユーザー名】\AppData\Roaming\Opera Software
このあとにOperaを公式サイトから入れなおしして、異常が消えていれば応急処置成功です。
『ブラウザがInternetExplorer(IE)の場合』
今度はIEで異常が出ている場合の対処法ですが、IEはWindowsを構成するコアプログラムのひとつのため、簡単に削除はできませんしするべきでもありません。
なのでここではIE設定を初期化することで修正する操作を案内します。
インターネットオプションを開いて「詳細設定」タブを開いてください。
するとそこに「リセット」のボタンがありますから、それを押すとIEの拡張類の設定が初期化されます。
初期化したら一度IEを終了後に再度IEを起動してその動作を様子見後、異常が沈静化すれば応急処置成功です
各ブラウザでの力技対処は上記になります。
【総括】
ここで案内したのはあくまで【応急処置】だけです。
上記作業で異常が見えなくなっても実際はPC内にまだ問題点が残っているので、完全な削除を望むなら手間を覚悟でそれらを慎重に探して、腰を据えて修復していく必要があります。
また、上記手順が効かない事例も当然多数あり、その場合は更に手間も増えます。
ですが安全な範囲での沈静化だけなら、上記の作業で力技でブラウザの完全削除後に入れなおしするのが無難ということです。
【作業は完全に自己責任で!!】
上記作業は実行にあたっては事前に必要なデータは全部バックアップしてから、完全に自己責任でお願いします。
作業のうえでトラブルに陥っても筆者は一切責任を負いませんし、また上記作業でも完全には通用しない事例も存在します。
なにより悪意のプログラムはそれを見つけて削除される動きを察知すると、それを妨害及び証拠隠滅する目的でWindows正規のシステムやファイルを巻き添えにする形で【自爆】的挙動を起こすこともあります。
正規のシステムを道連れにする形でWindowsを正常動作不能にすることで、そのPCをリカバリ不可避に追い込み、侵入したマルウェアの痕跡やその対処法も消し去るのが狙いです。
そこまで悪質危険なマルウェアはめったに見つかりませんが、いざそれにやられたときは安全な対処法はリカバリ一択しかないことを理解してください。
このノートは2015年11月のデータを参考に作成しました。